思えば毎年この時期は新しい自転車が欲しいという妄想が強くなる。2016年にはクロモリ、2017年7月にはディスクブレーキ、2018年も6月ぐらいに折り畳みが欲しいとか言い出し、実際その後購入している。

そうこうすると部屋に自転車が所狭しと並んでる状態になり、もうこれ以上買い足す余裕はなく、むしろ一台処分しないといけなくなってるが、悲願の引っ越しが実現した暁には増車の可能性も考えている。

というのは平地をより快適に速く走るための自転車がいま足りていない。

今欲しいのは、下記の3点を満たすもの。

①モダン
②快適性
③エアロ

①はカーボンだと山岳込みの200km走っても翌日は普通に動けるが、骨董品のクロモリだとどうも疲労感が強く、なんだかんだいって自転車も日々進歩してるんだなってことを痛感したから。

②は当然あるに越したことがない。ただ俗にエンデュランスロードと呼ばれるものは全体的にヘッドが長いし却下。グラベルを走るほどのものではない。

③は今後も平坦が中心になるライドも多いだろうから。琵琶湖とかオロロンラインとかいまだに走れてないし。

となると各社のエアロな最新フラグシップモデルを買えばいいことになる。
新車の条件は「エアロ」と「快適性」だが、結果的には「重いこと」も条件に加わることになりそうである。

というのも、エモンダのディスクに乗ってる以上、当たり前だけどこれと被る自転車は要らない。
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新型のイザルコマックス、アディクトRC、スーパーシックスエボ、あと雨後の筍みたいに出ている「軽量ディスクロード」は言うまでもなく、ヴェンジなんかも本気出せば6.8kg前後になるため、普段使い仕様で6.3kg~6.5kgのエモンダディスクとは被ってしまう。

こういうのって例えばヴェンジとターマックの両方を持ってる人はどうやって使い分けてるんだろう。少なくとも俺の場合は気分で乗り分けも不可だから、用途が大きく違わない限り、複数は持たない。

だから


重くてもいいから


エアロで 


快適で


ある程度大きなメーカー製で


内外価格差が少なめ、となると



…あれこれじゃね。
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エモンダに続いてまたもやトレック。

正直、トレックというメーカーはそれほど好きではない。なんか無機質なマスプロメーカーで工業製品感の強いイメージ。

しかし考えてみれば、たかが自転車に職人の工芸品的な価値を求めるのもおかしな話で、もう欧州の小規模メーカーが良い物を作れる時代ではない(まぁそれを言うなら北米3大も今では2大どころかスペシャ1強っぽいのだが…)。

それに好きじゃないといっても、流石にイタリアの某メーカーよりはマシだ。

少なくともマドンであれば確実にエモンダと使い分けができる。同じメーカーだから当たり前と言われそうだが、でもターマックとヴェンジが多少被ってるように、トレックでもマドンとドマーネだとやや被ってる。

性能面だってトップかは知らんがある程度は期待してもいいだろう。特に快適性はエアロロードの中では流石にトップクラスだろうし、空力もそこまで悪くはないはず、というか少し前のサイスポの検証では少なくともシステムシックスやS5と同等の空力性能ではあるらしい。
エアロロードテスト結果_0
難点はペダル込みで8kgはありそうな重量、というか実際に上のサイスポの記事では50サイズでペダル無しで7.99kgという恐ろしい肥えっぷりだったらしいが…。

そもそもこれまで乗っていたクロモリがペダル込みで8.33kg。
スーパーコルサの重量
よって相対的には軽量化と言える。

また上の記事について言うなら、なぜか他はデュラエースなのにマドンだけアルテグラグレードの完成車で比較していて、それが空力などで劣る理由なんじゃねーの感がしてならない。MADONE 7と比較するならVenge S-WorksではなくてVenge PROだろうと。

試しにパーツをデュラエースに換装して、ローター径も落として、ついでにホイールもENVE4.5、タイヤもEVO4にしてみると(ENVEで5000TLが使えたら重いけどそっちにするんだが)…

Madone SLR 7 Disc 7990 (パーツ換装後) 7339
ホイール Bontrager Aeolus Pro5 1720 ENVE SES 4.5 AR 1544 -176
タイヤ Bontrager R3 25c 200 Panaracer EVO4 25C 210 10
タイヤ Bontrager R3 25c 200 Panaracer EVO4 25C 210 10
チューブ ボントレガー 115 シーラント 30 -85
チューブ ボントレガー 115 シーラント 30 -85
STI ST-R8070 360 ST-R9170 320 -40
FD FD-R8050 132 FD-R9050 104 -28
RD RD-R8050 240 RD-R9150 197 -43
ブレーキ BR-R8070 286 BR-R9170 256 -30
ローター SM-RT70 160mm 256 SM-RT900 140mm 200 -56
クランク FC-R8000 674 FC-R9100 614 -60
チェーン CN-HG601  257 CN-HG901 247 -10
スプロケ CS-R8000 251 CR-R9100 193 -58

これで7.3kg台まで落ちてくる(※ただ記事をよく見たらホイールだけAeolus XXX 6っぽい?)

あとは公称645g+770g=1415gのROVAL CLX50にしたり、クソ重い専用コクピット(ステムが110mmで207g、ハンドルが42mmで276g)をどうにかしたら空力も重量もヴェンジともう少し競れるのでは。


そんなマドンの問題点。

・BB90というゴミ
・名前の語感が気持ち悪い
・別にトレックが好きじゃないのに2台目
・フレームの形状が気持ち悪い(後述)
・専用ステムにしないとホース等が露出する
・セットバック5mm以下のシートポストがいまだ未発売(?)
・2021年にはモデルチェンジ

このうち名前とかメーカーとかはまあ我慢するしかないし、BB90は流石に次のモデルチェンジでT47かBB386に流石に変わるだろうけど、2021年まで待つならもう欲しい時にさっさと買った方がいい。

ただなんとなく、次はBBだけではなく「ディスクブレーキ専用」「電動コンポ専用」になって軽量化されるんじゃないかなとは予想している。


まずは、ジオメトリから。
Madone SLR
身長からしたら50か52。

ただマドンは専用コクピットがついていて、これがリーチ93mmで幅も40cmから。
ダウンロード (2)
となるとリーチが問題で、52で専用ハンドルだと383+90+93=566。50サイズでも378+90+93=561。エモンダは388+90+65=543でこれまでの自転車で最長ながら普通に乗れているが、流石にここから1.8cm~2.3cmも伸びるのはつらい。

よって専用のハンドルを諦めてSL用のアダプター使ってノーマルステムを使うしかないのだが、そうなるとホース類がステムの下側を這うことになってしまう。せっかくのエアロなのに完全内装ができないのは非常にもったいない。
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なお、スタックに関して言えばエモンダは52H1で518。そこに今1cmスペーサーと15mmトールキャップを挟んでいる。マドンは52だと533なので15mm高く、ステム下にスペーサーは一個入れるかどうかに収まる予定なので丁度いい。


見た目について。

トレックを好きではない理由の半分ぐらいはマドンなどの外観がどうも受け付けられないことだけど、考えてみたら、こんだけ各メーカーの自転車が均一化してる中で、トレックはまだ個性を持っている方だとは思う。

それに、とにかくH2と最小サイズを回避すれば、実はそこまで見た目は悪くないのではと最近は思ってる。

例えば、スケートの小平奈緒選手は俺と同じ身長(手足はだいぶ長いだろうけど)で、サイズ50を選択してるっぽいのだが、
うーん
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人様の自転車(ましてアスリートの競技志向な持ち物)について見た目をどうのこうの言うのも失礼な話なので、あまり多くは言わない。

ただ少なくとも俺ならリーチ+5mmを覚悟してでもサイズ52にするし、絶対にこの巨大ロゴのカラースキームは選ばない。

ではサイズ52と普通のロゴではどんな見た目になるのか。

それを確認しにエモンダ買ったときの某店で試乗させてもらった。
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私見では、試乗は見た目を調べるためにあると思う。僅か短時間、しかも市街地の平坦ライドで自転車の性能の何が分かるのかと。撮影の余裕がないサイクルモードに二度と足を運んでない理由がこれ。

DHバーは邪魔だから取れないか交渉してみたが時間的に厳しいとのこと。
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確かに外し方がよく分からなかったので結構手間がかかりそう。

スペーサーごと消してみたが、52サイズ、サドル高670でこんな感じ。
MADONE 52
まぁ悪くないんじゃないの感はある。

できればスローピングがもう少し緩いといいのだが、サイズ50のMTBっぽさはだいぶ薄れたし、あとシートポスト長は絶対的にも相対的にももう少し伸ばせる。

というわけで、52サイズを選べば、見た目が問題になることはないと思われる。

肝心のフレームはISOスピードとかいうギミックを搭載してるのだが、詳細は不明。こんな短時間で効果を実感できるはずがない。
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このISOスピードだけど、走行中の調整はまず無理だし、結局は選択肢が沢山あっても持て余すだけなので、最終的にはルーベのFuture Shock 2.0みたいにオン/オフの2通りになるんじゃないかと予想している。

ところで8020の油圧を初めて触ったんだけど、明らかに9170より効く。気のせいってレベルではなく。
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それもVブレーキより更にガツンと勢いよく止まる感じで、油圧の良さが微塵にも感じられない悪い効き方。最初はフロントが160mmなせいかと思ったら、リアも140mmなのに制動力が高い。引きしろも少ない。

俺の9170がエア噛みしてるのか、レバーを寄せるためフリーストトロークなどをいじった結果なのか、デュラとアルテグラの差なのか、初期不良品なのか、後期ロットなのか知らない。とにかく全然別物で、正直、同じシマノの油圧でブレーキの性格にこうも違いが出ることに衝撃を受けた。


で、返却後に店員と軽く話してみたが、どうもセットバック5mmのシートポストは既に出ているらしい。フレームセットには付属してこないから、多分プロジェクトワンで購入するときに選んで、塗装してもらう感じになるのではないか。

というわけで、あとはホースを内装できる(正確にいうと下側から通せる)ステムさえ調達できれば、購入しない理由はほとんどなくなっている。ヴェンジやシステムシックス向け需要もあることだし、VISIONやシマノプロ辺りからそういうステムが出ないものか…。

というかACRがまさにそれか?