注文していたシュワルベのビッグアップルがドイツからもう届いた。確かK3が納車された数日後には「このままでは駄目だわ」と思い立って注文したと思うが、2週間は覚悟してる海外通販で4日程度で届くとなんか嬉しい。
シュワルベビッグアップル
元々MTBが街乗りするときの極太スリックタイヤとして有名だったらしい。

https://www.schwalbe.com/en/tour-reader/big-apple.html

その重量、14インチにして公称340g。

シュワルベといえば、昔クロスバイクにマラソン使っていた時期あったけど、500g越えの恐ろしい重さだった。確か初心者の頃に訳も分からず買わされた記憶。廃棄するとき小さくするためハサミ入れようとしたらすごく切れにくくて、正直やりすぎじゃねと。

MTBには全く詳しくないので、今回のビッグアップルもそういうタイヤなのかなと思ってた。
ダホンK3の付属品のタイヤはKENDAの銘柄不明のやつだが、実測210~221g。
2018-08-15 18.43.25
KENDA 14インチ
それに対してビッグアップルは334~357g。
ビッグアップル14インチ
ビッグアップル14インチ
ロードの常識からしたらホイールの最外周という超重要部分が前後で260gも増えてしまうことになるので、受け入れ難いカスタマイズにも見える。

なおチューブは迷ったが一旦付属品のKENDAの14x1.25/1.5を再利用することにした。
KENDA 14-1.25/1.5
シュワルベから14x2.0のチューブは出てるのだが、いかんせん米式。アダプターをつければいいのだが、ロードやクロスとは異なるバルブを利用するのも嫌で。なお橋輪ではパナレーサーの14x1.5/1.75仏式を使っているのだが、膨らんだタイヤサイズからすると14x1.75が適正っぽい。

はめるホイールは15Cのナローリム。17Cですらワイドですら無くなってきた昨今のロードの基準だとスーパーナローか。
2018-08-14 22.45.17
これに32Cどころか50Cのタイヤを履かせるのは、空気抵抗とか転がり抵抗を考えるとロードの常識では完全アウトにも思える。

でタイヤを入れ替えてみたのだが、既存の空気ポンプやタイヤレバーがいかに700Cを前提に作られてるかを思い知る。ただし、タイヤレバーを使わずとも装着することはできたので、そこまで硬いタイヤではなさそう。

まず気づいたのはタイヤの外径からして違うなということ。
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タイヤの太さ(幅)も約31mmから約43mmと激増してるが、外径がKENDAだと32cmでビッグアップルだと34.5cm。2.5cmも増えてるということは、これは1インチ(2.54cm)大きめのホイールになったに等しいのではないか。

とりあえず夜に時間できたときに乗ってみた。
月島佃
ビッグアップルが届いた日の昼間にKENDAのままちょっと乗ってみて「やはりいまいちだ」と改めて感じた後の乗車なのだが。

かつて、ここまで機材の変更で違いを感じたことがあっただろうか。

フラペからビンディングにしたとき。

アルミからカーボンフレームにしたとき。

ブチルからラテックスにしたとき。

鉄下駄からR-SYSやカーボンのディープリムにしたとき。

電動コンポ(eTap)に替えたとき。

このビッグアップルの残したインパクトと比べたら、過去のパーツ換装はあたかも全てプラシーボレベルの些細なものだったように思えてしまう。

あ、流石に初めてDi2を触ったときの感動には劣るかもしれんが、俺が最初に購入した電動コンポはeTapでぶっちゃけ5800と大差ないというか。それに今回はタイヤ交換程度の手間だし、労力に比したリターンが大きすぎる。

交換前のK3の印象は「踏んでも進まない」だった。

でも今は踏めば進む。

とにかく進む。

どうしてタイヤを替えただけで化けたのかは分からないが、もうここまで来ると、K3はビッグアップルを履かせないことには勿体無いと思えてしまう。
タイヤサイドは反射?
納車直後はこの自転車であまり距離を走ることは想像できなかった。乗ってて楽しくなかったし。でも今は普通に楽しい。少し遠出をすることも全然可能だろう。今後、旅行先で活躍してくれることを十分に期待させてくれる自転車になったと思う。

一つやや期待外れだったのは、直進安定性は大きく変わらなかったこと。立ちこぎするとフラフラすることもあって、基本的には平坦向け。恐らくこの辺りはステムをつけてハンドリングを滑らかにしないことには改善できないんだろう。

加えて、キャリパーブレーキ化も厳しくなった。フェンダー用の穴を拡げて加工するしかない。一部のテクトロのブレーキならビッグアップルを挟めるのは確認してるが、台座の位置は逆に遠くしないといけないので、中華アダプターでは難しそう。

ところで、このビッグアップルの14インチだが、bike24では9€で売ってる。
Schwalbe Big Apple Active Wired Tire   14x2 0 Inches
それが日本代理店を経由したら税込2808円になるってのが驚愕なのだが、それ以前に14インチは今年の春に個数限定で販売されただけで、そもそも代理店はなぜか取り扱っていない(12インチや16~29インチだと売っている)。

今後14インチ小径車が売れてきたら代理店も本格的な展開を考えるかもしれないが、ぶっちゃけ販売店にとっては上代よりbike24の価格の方が安いんじゃね的な…。代理店の対応を待たず今から海外通販で仕入れて売った方が利益出そう。

それにしても試乗車のタイヤを敢えてビッグアップルにした購入店の慧眼というかセンスは恐れ入る。前述のように日本では流通していないパーツに替えてるんだから。ともすればリスクの伴う行為だが、きっと14インチの小径車のポテンシャルを知って欲しかったんだろう。