エモンダのスルーアクスルピッチは1.75mmってのを教えてもらったのだが、とりあえずCarbon Tiっていうイタリアのメーカーが12x142x1.75のを出してるのは確認できた。
carbon-ti-thru-axle-x-lock-x-maxle-12x142-mm_6
六角ネジタイプのご多分に漏れず公称33gと軽量だし、あと頭の裏にギザギザがないので、RWSみたいに塗装に喰い込まずエンドは荒れなさそう。

で、リアはこれでいいのだが、フロントが問題。そもそもこの「1.75mm」というのはスラム傘下のRockshoxのMaxleがリアで採用してる規格なのだが、このメーカーにしてもフロントは基本1.5mmっぽいぞ。

まして12x100なんてのはディスクロードで導入された規格(?)でまだ全然周辺が追いついてないので、100x12x1.75なんてスルーアクスルがそう簡単に売っているはずもない。
ところでCarbon Tiのサイトでは丁寧に図面が掲載されてるが、142mmと言っても全長174mm(154mm+スレッド20mm)らしい。
XLM12X142AX_istruzioni
フレームの厚さがまちまちだから、この辺りの寸法も割と余裕もたせてガバガバなんだろう。

で、Carbon Tiのロードのフロントは119mm(107mm+スレッド12mm)らしい。もっともスレッドは20mmは欲しいと思うのだが。
XLQR12RD_istruzioni
つまり…

12x142のMaxleスルーアクスルを5~6cmカットした上で…
カット
1.75mmのダイスでゴリゴリ削ってネジ山を作ると…
ダイス
12x100x1.75のスルーアクスルになるはず。

182mmで公称34g、192mmで公称35gだから、前後28+33=61gとなり、手持ちのRWSより50g以上軽い。ネジ山こそ銀色になってしまうものの、先端部分しか露出しないはずだし、それは別に大きな問題でもない。

で、実現可能性はあるのか。

ぶっちゃけ、作業としてはアルミの棒を切ってダイスで削るだけだし、そこまで高い精度は求められないので難しくないんじゃねって思う。

ただ、Carbon Tiの142mmOLDは142-148mmとあるようにブースト規格にも対応した結果全長174mmとなっており、純正のボントレガーのリアの166mm(147mm+スレッド19mm)よりも少し長くなってしまっている。

166mmのスルーアクスルですら既にツライチではなく微妙に露出してるのに、ここに174mmの物を挿したら、8mm以上エンドからはみ出てるので、見た目が非常に損なわれてしまう。
2018-06-04 12.46.15
仮にその部分を削り落としても、スレッドの掛かりも浅くなってるだろうから強度面で不安がでてくる。スレッドの延長も作業としては簡単じゃないだろうし。

ということは、フロントだけでなくリアも長い物から切り出した方が無難なのだが、前後ともに切ることを前提とするならば、必ずしもCarbon TIである必要はない。

Carbon Tiに対する懸念点はもう一つあって、図面や写真からも分かるが、このメーカーのスルーアクスルはどうも全体的にテーパー形状っぽい。当然φ12mmに満たない部分をダイスで削ってもネジ山として機能はしないはず。