4iiii Podiiiiumのファクトリーインストールをだいぶ前に注文するも音沙汰なく。既にデュラのクランクまで用意したのになんだ感もあったのだが、先々月に「今DS側の筐体作り直してんだ。旧世代のProに変更するか、FC-6800の左側にパワメつけたのやるから我慢しろ」という連絡が来る。

「その二択だと普通はFC-6800だろ。なんでわざわざ前世代のProに注文を切り替える必要があるんだ」とも思ったが、とりあえず半信半疑で6800をリクエスト。

そしたら約4万円のパワメを貰えてしまった。
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これは普通に神対応だろう。在庫処分とはいえサイズ指定まで可とは。まぁ「明日送るよ」と言っていたのに2週間経っても連絡来ないからトラックナンバーを求めた翌日に発送されたとか余計なエピソードもあるが。

米国メーカーですらこうなんだから、日本の某メーカーも昨年秋に注文していまだ届かないFC-R9100-Pの遅延の謝罪に何か菓子折りでも送ってほしい。特別に俺の注文だけ160mmに短くしてくれないものかな。
4iiiiは超軽量と言われてるが、クランクは重量のバラツキがあるのと、そもそものシマノの公称重量が信頼できない事もあり、重量把握は簡単にはいかない(9000世代は「BB含む」とか言いつつまるでデタラメの数値だったし、FC-R9100世代も先日平均重量の修正が入ったほど不安定)。

もし本当に正確な重量を知りたいのであれば、割高なファクトリーインストールを選択した上で、クランクを4iiii側に送り装着して返してもらった前後の重量を比較するしかないと思うのだが。

とりあえずFC-6800だと電池含めて211g。
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で、FC-6800の左側は、ネットの有志によると大体200g程度とのこと。つまり4iiii本体は10g前後と推算されて、公称重量9gともほぼ一致する。これは片側としても破格の軽さであり、片側20gで軽量とされていたStagesの半分だ。

たまに+70g前後のシマノやパイオニアのパワーメーターが軽いと評される事もあるが、それは飽くまでSRMだのQuarqだのP2Mだののスパイダー式と比較しての事で、重量(とあと左右バランスも擬似的にしか計測できない)面ではスパイダー式は不利ってだけの話だ。

ケイデンスも計測できるので、たとえばガーミンならケイデンスセンサー(10g程度)も不要になってパワメ搭載分の重量増がほぼ相殺される…のは他のパワメと同様だが、4iiiiは更にマグネット不要。両側に磁石(恐らく5g未満だろうが)を貼るパイオニアやシマノよりその分軽くなる。

これが4iiii Podiiiium世代になると両側計測で僅か15gという噂があるのだが、公式情報ではまだアップデートされてないので続報を待ちたいところである。

ちなみに、装着予定だったFC-R9100(165mm)の左側は僅か171g。
FC-R9100 165cm 左側
これ見るとアルテグラって案外重いんだなって思う。今はとりあえずFC-6800の片側で我慢するのだが、無事にFC-R9100のPodiiiiumに換装できた暁には、両側計測になった上で更に25gほどの軽量化になろう。

4iiiiのメリットは重量だけでなく筐体の薄さにもある。
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流石にFC-R9100-Pには劣るだろうが、8.2mmと言われている厚さは、例えばStagesの10mmよりは全然薄い。クランク式パワーメーターの欠点の一つであるチェーンステーとの干渉リスクが低めになっている。

パイオニアの8.6mmとはそう大差はないが、1mmのクリアーランスが安全圏と言われる世界だから、この0.4mmは決して無視できる差ではないし、しかも4iiiiはマグネット不要だから、実効クリアーランスはパイオニア(もしかするとシマノも?)よりも更に広くなる。

もちろん磁石を使わないケイデンス測定の精度はどうなんだとか、パイオニアもマグネットが干渉する場合は代わりにダウンチューブに貼ったりチェーンステー内部に内蔵するなどの施工がされているというのも事実ではあるが。

これがPodiiiiumだと8.2mmから7.5mmへと更に薄くなってるらしい。ただバッテリー式になったので、汎用のマイクロUSBで充電できるのだが、稼働時間が落ち、コンビニでCR2032買えばOKとは行かなくなったのは賛否両論かもしれない。


で、今回、真っ先に確認したかったのはBB90との相性問題。

主要なBB規格の中で凡そ最悪なのがBB90だと思ってる。

横剛性は確保できるかもしれないが、それ以外は何一つ優れてる所が見いだせない。メンテナンス性、耐久性、防水性を犠牲にしている他、最軽量でもないし、汎用性もないし、挙げ句パワーメーターと干渉までするときた。

して実車でクリアランスを検証。この辺りはドキドキ。

まだBBを圧入してないためヘッド用の7mm分のスペーサーを代用で入れて、クランクキャップを締めてみると…
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うーん、これはシム必要なんじゃね? 俺のパワーでアルミクランクが撓むとは思えないが、フレームはそこらのリムブレーキより全然軽いペラペラなモデルなんで変形して接触する可能性はあるかもしれない。

逆に言うと、これより更に0.7mm薄くなるらしいPodiiiiumならクリアーランスはまず平気だろうって事も判明したのは好材料。

ただ確かアルテグラって微妙にQファクターがデュラエースより広いっていう話もあったはずだし、この辺りはやはり現物合わせだろうな。

というわけで、FC-R9100-Pはキャンセルか。一応八ヶ月は待ったから、流石に店側も納得だと思う。


追記

その後、実際にBBを圧入した。
BB90圧入
するとスペーサーを介さずとも1mm程度のクリアーランスは確保できてる模様。
エモンダSLRとBB90
なんでこうなったかというと、ベアリング自体の厚さは7mmだが、更にそこに防水と内径を24mmに下げるための樹脂キャップを挟むこと、あと最近GXPばかり使っていたから忘れていたが、シマノのホローテックIIは締め込まず回転が濁らない程度に加減しないといけないので、それで余裕が出たらしい。

まぁ、こっちはわざわざ0.5mmスペーサー、それどころ0.25mm単位で調整するためにヘッドパーツ用のφ25.4スペーサーまで用意していたんだけど、両方とも無駄になってしまったのは、嬉しいのか悲しいのか。